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旧車で査定額が上がりやすいポイントとは?

普通の車と旧車では、査定の際に見られる箇所が異なることをご存じだったでしょうか?

一般的な中古車の場合は、

  • 年式
  • 走行距離
  • 装備内容
  • 修復歴

などが大きく影響することが多く、「年式が新しいほど有利」というイメージを持たれている方も多いと思います。

しかし旧車の世界では、少し話が変わってきます。

例えば、走行距離が多くても思った以上の査定額が付く車もあれば、逆に綺麗にレストアされている車が想像より伸びないこともあります。

旧車は単純な数字だけではなく、

「どれだけ当時の状態を残しているか」

という部分が、非常に重要視されることが多いためです。

実際に、

「古い車だから値段は期待していなかった」
「逆にこんなところが評価されるとは思わなかった」

という声をいただくことも少なくありません。

今回は、旧車の査定で実際に見られているポイントや、査定額が上がりやすいポイントについてご紹介していこうと思います。


サビや腐食が無い(★★★)

旧車で査定額が上がりやすいポイントとは? サビや腐食が無い(★★★)の解説イメージ

旧車で最も重要と言ってもいいのがサビや腐食です。

エンジンやミッションは交換や修理が可能な場合もありますが、ボディの腐食となると話は別です。

特に、

  • フロア
  • フレーム
  • ストラット周辺
  • フェンダー内部
  • トランク内部

などの腐食は修復費用が高額になることもあります。

旧車好きの方であれば、

「機関系はどうにでもなるけどボディはどうにもならない」

という言葉を聞いたことがある方もいるかもしれません。

それほどボディ状態は重要なポイントです。

そもそも、一般的に自動車と呼ばれている部品は、エンジンでもミッションでもなく、車体番号が刻み込まれているボディとなります。

つまり、逆の考え方をすればエンジンやミッションなどの主要機関部を載せ替えても、同じボディであれば載せ替え前と同一車種なのです。(例:RB26をシルビアに載せてもシルビアはシルビアでありGT-Rではありません)

それほどボディというものは、自動車を構成する部品の中でも最も重要な個所であり、替えの効かない唯一のものとなります。

そのため、そのボディを蝕むサビや腐食は旧車の査定額に多大な影響を及ぼします。


塗装がオリジナル(★★★)

旧車で査定額が上がりやすいポイントとは? 塗装がオリジナル(★★★)の解説イメージ

一見すると、

「綺麗に全塗装してある方が高そう」

と思われる方も多いかもしれません。

ですが旧車の世界では意外とそうではありません。

現在の旧車市場では、

「新車当時のオリジナル塗装」

が残っていることが非常に評価されるケースがあります。

なぜなら、

  • 大きな事故歴が少ない可能性
  • 板金歴が分かりやすい
  • 当時の雰囲気が残っている

などの理由があるためです。

もちろん綺麗な全塗装が悪いわけではありませんが、車種によってはオリジナル塗装の方が価値が高くなることもあります。

逆に、塗装が適度に傷んでいた場合にいい具合に味が出てくることがあるのも旧車あるあるではあります。


ワンオーナー車(★★★)

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ワンオーナー車もかなり評価されやすいポイントです。

長期間同じオーナーが所有していた車は、

  • 整備状況
  • 保管環境
  • 車の履歴

が把握しやすいためです。

特にガレージ保管されていた車両などは、高評価につながるケースも少なくありません。

また、

「親から譲り受けた」

「新車からずっと乗っている」

という背景自体が、その車のストーリーとして価値になることもあります。
また、後ほどご紹介する整備点検記録簿とセットだった場合、相乗効果で査定額アップが期待できます。


当時物の純正オプションパーツが付いている(★★)

旧車で査定額が上がりやすいポイントとは? 当時物の純正オプションパーツが付いている(★★)の解説イメージ

旧車では当時物パーツが高評価になることがあります。

例えば、

  • TRDエアロ
  • NISMOアルミホイール
  • 純正オプションフォグランプ
  • その他メーカーオプション装備

などです。

基本的には純正オプション品、メーカー直系ワークスブランド(TRD、NISMO、無限など)のパーツ、特定の属性や背景を持つブランドパーツなどがプレミア価格を付ける場合が多いです。

今では生産終了している部品も多く、探している人が非常に多い場合もあります。

「たかが純正部品」と思っていたものが、実はかなり価値を持っていることも珍しくありません。


修復歴が無い(★★)

旧車で査定額が上がりやすいポイントとは? 修復歴が無い(★★)の解説イメージ

修復歴の有無も当然重要です。

ただし旧車の場合は少し事情が違います。

古い車になるほど、

「多少の板金歴や補修歴はある」

という車も少なくありません。

そのため単純な修復歴の有無だけでなく、

  • どの部分を修理したか
  • 修理内容
  • 修理方法

なども重要になります。


傷やヘコミが少ない(★★)

旧車で査定額が上がりやすいポイントとは? 傷やヘコミが少ない(★★)の解説イメージ

当然ですが、外装状態も査定に影響します。

ただし旧車の場合は、小さな傷よりも、

「全体のコンディション」

を見ることが多い印象です。

多少の小傷があっても、

  • ボディ状態が良い
  • サビが少ない
  • オリジナル度が高い

方が評価されやすいケースもあります。


フルノーマル(★)

旧車で査定額が上がりやすいポイントとは? フルノーマル(★)の解説イメージ

一般的にはフルノーマル車は高評価になりやすいです。

ただし旧車では必ずしもそうとは限りません。

例えば、

  • 当時物ホイール
  • 希少な社外パーツ
  • 有名ショップ製作車

などは逆に高額査定になることもあります。

このあたりは車種によってかなり変わります。


記録簿がある(★)

旧車で査定額が上がりやすいポイントとは? 記録簿がある(★)の解説イメージ

整備記録簿などもプラス評価になることがあります。

特に旧車の場合は、

  • 点検記録簿
  • 新車保証書
  • 取扱説明書
  • 当時の書類

などが残っていると、車両履歴が分かりやすくなります。

また、「大切にされていた車」という印象にもつながるため、査定時には意外と見られているポイントです。


古い車だからといって、必ずしも価値が低いとは限りません。

むしろ現在は、

「どれだけ当時の状態を残しているか」

が、旧車の価値を大きく左右する時代になっているのかもしれません。

カークレスト店長 河野竜次

1988年生まれ。 山口県宇部市を拠点に、旧車・ネオクラシックカーを含めた在庫100台規模の中古車販売店「CAR CREST」の店長として買取・販売を行っている。小学生時代から原動機に興味を持ち、車の他農機具や2輪車など機械の分解整備を行っていた。現在は、国家自動車整備士資格およびAIS検定資格を保有。

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