昔は20万円だったGX71が、今300万円超えしてる理由とは?の旧車買取・査定解説アイキャッチ画像

昔は20万円だったGX71が、今300万円超えしてる理由とは?

最近イベントとか大黒とか行くと、やたら71を見るようになりました。

マークⅡ、チェイサー、クレスタ。

しかも綺麗な個体が多いんですよね。

昔の71って、もっとこう、“安いヤン車”みたいな扱いだった記憶があるんですが、今は完全に立ち位置が変わりました。

昔を知ってる人ほど、

「え?71ってこんな高かったっけ?」

ってなると思います。

いや、本当に高いです。

綺麗なツインカム24なんか普通に300〜500万円近い個体も出てきてますし、程度の良い車は業者オークションでもかなり競ります。

10〜15年前くらいだと、71なんて本当に安かったです。

ちょっと程度悪ければ10万円台とか普通にありましたし、ドリ車ベースや街道レーサーベースとして雑に乗られてる個体もかなり多かった印象があります。

だから当時を知ってる人間からすると、今の71相場はかなり衝撃です。

でも実際、今改めて71を見ると、

「そりゃ人気出るよな…」

とも思うんですよね。


今見ると、デザインがかなりカッコいい

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71系って、当時は普通に街にいた車だったので、逆にデザインをじっくり見ることってあまり無かった気がします。

でも今改めて見ると、かなり独特です。

まず低い。

そして長い。

あとメッキが異常に似合う。

今の車って安全基準や空力の関係で丸いデザインが多いですが、71は完全に逆です。

角ばってます。

でもそれが今見ると妙に渋いんですよね。

特に、

  • ツートン
  • フェンダーミラー
  • ロングノーズ
  • ハードトップ

この辺りの“昭和感”が、今の若い世代には逆に新鮮みたいです。

実際、20代くらいの若い子が71乗ってるのも最近かなり見るようになりました。

昔は「お父さんの車」だったのに、今は「若い世代の憧れ」みたいになってるのが面白いところです。


結局みんなツインカム24が大好き

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今の71系で圧倒的に人気なのが、やっぱりツインカム24です。

1G-GEUの存在がかなり大きいと思います。

もちろん今の車みたいな速さはありません。

正直、普通に現代のミニバンの方が速いまであります。

でも71って、速さじゃないんですよね。

なんというか、

“気持ち良さ”

なんです。

アクセル踏んだ時の軽さとか、高回転まで回した時の伸び方とか、あの時代の直6NA特有のフィーリングがあります。

あとやっぱり音です。

これはかなり大きいです。

最近の車って静かすぎるんですよ。

でも1Gのツインカム24って、ちゃんと機械が回ってる音がします。

少し乾いたような、シャーッと回る感じ。

あの官能的な排気音が好きで71乗ってる人、かなり多いと思います。

実際イベント会場でも、71ってアイドリングだけで雰囲気あるんですよね。


当時中古が安かったからこそ、生き残りが少ない

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71が今高い理由って、結局これだと思います。

残ってないんですよ。

特に綺麗な個体が。

昔は値段が安かったので、

  • ドリフト
  • シャコタン
  • 街道レーサー
  • 解体ベース

みたいな感じでかなり消費されました。

しかも当時は「古いセダン」くらいの扱いだったので、サビても普通に廃車になってました。

だから現在、

  • フルノーマル
  • 純正ツートン
  • ワンオーナー
  • オリジナル塗装

この辺りになると、一気に価値が跳ね上がります。

特にオリジナル塗装は今かなり強いです。

やっぱり旧車好きって、“当時感”に価値を感じる人が多いんですよね。

綺麗すぎるレストア車より、少しヤレてても当時の雰囲気が残ってる車の方が刺さることもかなりあります。


今後も綺麗な71は減り続ける

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71って、もう普通に40年近い車です。

そりゃサビも出ますし、部品も減ります。

しかも今みたいに高くなる前に、かなりの台数が潰されてます。

だから最近は、

「何でもいいから71」

じゃなく、

「綺麗な71が欲しい」

になってる感じがあります。

特にツインカム24は人気がかなり集中してる印象です。

現在の買取相場だと、

  • ベース車:30〜80万円前後
  • 綺麗なツインカム24:100〜250万円前後
  • 極上車:300万円超え

この辺りまで普通にあります。

昔の感覚でいると、本当に意味分からない価格です。

でも今の市場を見ると、たぶんそれでも欲しい人はかなり多いんだと思います。


GX71を売る時に、普通の買取店へ持ち込むのは正直かなり危険

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というのも、一般的な買取店って、

  • 年式
  • 走行距離
  • 修復歴
  • 小売相場

みたいな“普通の中古車基準”で見ることが多いんですよね。

なので71みたいな旧車を持ち込むと、

「古いですね」
「距離多いですね」
「改造車ですね」

くらいで終わってしまうケースも実際あります。

でも旧車って、本当はそこじゃないんです。

例えばGX71なら、

  • ツインカム24
  • 純正5速
  • 純正ツートン
  • デジパネ
  • 当時物アルミ
  • ワンオーナー
  • オリジナル塗装

こういう“旧車ならではの価値”があります。

特に71系は、現在かなり相場が動いてる車種なので、店によって査定額が本当に変わります。

実際、

「他店では値段付かなかったのに、専門店では高額査定だった」

という話も珍しくありません。

71系に限らず、旧車って“どこへ売るか”でかなり変わるジャンルだと思います。


GX71の価値を残したまま査定へつなげるために

純正部品や当時の状態を自己判断で変える前に、旧車・ネオクラを売る前にやってはいけないことをご確認ください。

80年代のデザインと希少性が再評価されている別の例として、いすゞピアッツァが現在見直されている理由も参考になります。

71って、“昭和の空気”ごと残ってる

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71って、単純に古い車って感じがあまりしません。

なんというか、

時代ごと残ってる

感じがあります。

当時の街並みとか、音とか、空気感とか。

だから夜のコンビニとか、高速PAとか、工場地帯とかで71見ると異様にカッコいいんですよね。

あの車、背景込みで完成してる感じがあります。

とは言ったものの、自分は昭和を生きてはいませんので当時の雰囲気や空気を直接体感したわけではありませんが(笑)

昔はその辺に普通にいたセダンだったのに、今では憧れの旧車。

時代って本当に分からないものです。

カークレスト店長 河野竜次

1988年生まれ。 山口県宇部市を拠点に、旧車・ネオクラシックカーを含めた在庫100台規模の中古車販売店「CAR CREST」の店長として買取・販売を行っている。小学生時代から原動機に興味を持ち、車の他農機具や2輪車など機械の分解整備を行っていた。現在は、国家自動車整備士資格およびAIS検定資格を保有。

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