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なぜ同じ車なのに値段が大きく違うものが存在するのか?

中古車サイトを見ていると、

「同じ車なのに何でこんなに値段が違うんだろう?」

って思ったことありませんか?

例えばスカイライン。

安いものだと100万円前後で買える車もありますが、高いものになると1000万円を超えている車もあります。

シビックやランサー、マークⅡなんかも同じです。

車に詳しい人からすると当たり前の話かもしれませんが、最近旧車やスポーツカーに興味を持ち始めた人からすると、

「見た目ほとんど同じじゃない?」

ってなると思うんですよね。

実は旧車やネオクラシックカーの世界では、一般の人が思っている以上に価格差が生まれる理由があります。

今回はその辺りを、なるべく分かりやすく解説してみようと思います。


理由その1 そもそも車種が違う

なぜ同じ車なのに値段が大きく違うものが存在するのか?の旧車買取・査定ポイントを解説するイメージ

まず一番多いのがこれです。

実は見た目は似ていても、そもそも車種が違うケースがあります。

代表的なのが、

  • スカイラインとスカイラインGT-R
  • シビックとシビックタイプR
  • ランサーとランサーエボリューション

この辺りです。

一般の人からすると、

「同じ車じゃないの?」

って思うかもしれません。

でも実際は全然違います。

例えばGT-Rなら専用エンジンが搭載されていますし、ランサーエボリューションも専用のターボエンジンや4WDシステムを持っています。

ボディの補強や足回りまで別物なんてことも珍しくありません。

だから値段も全く違います。

また、この手の車は見た目も少し派手です。

大型エアロや大きく張り出したフェンダーが付いていたりして、

「何か普通のモデルと違うな」

という雰囲気を持っています。

車好きはその辺りを見て判断しているんですが、興味を持ち始めたばかりの頃はなかなか分からないんですよね。

実際、私も子供の頃はGT-Rと普通のスカイラインの違いなんて全然分かりませんでした。


理由その2 エンジンが違う

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次に多いのがエンジンの違いです。

車種は同じ。

見た目もほとんど同じ。

でもエンジンが違うだけで価格が大きく変わることがあります。

有名なのはAE85とAE86です。

頭文字Dを見たことがある人なら覚えているかもしれません。

武内樹がAE86だと思って購入した車が、実はAE85だったというエピソードです。

あれって漫画のネタみたいに見えますが、実際かなり分かりにくいんですよね。

知らない人からすると、

「同じハチロクじゃないの?」

ってなります。

でも中身は全く違います。

AE86には高性能な4A-Gエンジン。

AE85には一般向けのエンジン。

だから現在でも価格差はかなりあります。

同じような例は他にもたくさんあります。

例えば、

  • マークⅡ ツアラーV
  • スカイライン GTS-t
  • レガシィ RSK
  • GX71 ツインカム24

などです。

特に旧車の世界では、

「どのエンジンが載っているか」

で価値が決まることも少なくありません。

車名だけ見て判断すると意外と落とし穴があるんですよね。


理由その3 マニュアル車かオートマ車か

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同じ車種。

同じグレード。

同じエンジン。

それでも値段が大きく変わることがあります。

それがマニュアル車とオートマ車の違いです。

特にネオクラ系や旧車ではこの差がかなり大きいです。

例えば、

  • シルビア
  • スカイライン
  • RX-7
  • チェイサー
  • レガシィ

などはマニュアル車の方が高値になりやすい傾向があります。

昔は、

「速く走りたい」

という理由でマニュアル車を選ぶ人が多かったんですが、今は少し事情が違います。

現在の購入層は、

「昔憧れていた車に乗りたい」

「当時の雰囲気を味わいたい」

「機械を操る感覚を楽しみたい」

という人がかなり多いんですよね。

実際、若い頃にカー雑誌や漫画で見て憧れていた車を、今になって購入する人も珍しくありません。

だから今のマニュアル車人気って、

速さというよりも、

「当時の体験を楽しみたい」

という要素の方が強いと思います。

ただ面白いのが、現在人気のネオクラ車って昔かなり酷使されている個体も多いんです。

特にマニュアル車は、

  • ドリフト
  • サーキット

などで使われていた車も少なくありません。

そのため最近では、

「あえてオートマ車を探す」

という人も増えてきました。

状態の良い車を探そうと思うと、オートマ車の方が残っているケースも多いんですよね。


理由その4 同じグレードでも状態で値段が変わる

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ここからが旧車の世界の面白いところです。

実は、

  • 同じ車種
  • 同じグレード
  • 同じエンジン
  • 同じミッション

なのに数百万円単位で価格差が付くことがあります。

例えばGX71ツインカム24。

同じツインカム24でも100万円の車もあれば400万円を超える車もあります。

その違いは何か。

答えは状態です。

ただし、ここで言う状態というのは、

  • 傷がある
  • 凹みがある

という単純な話ではありません。

旧車で重要視されるのは、

  • サビや腐食
  • 修復歴
  • オリジナル塗装
  • ワンオーナー
  • 記録簿
  • 純正オプション
  • フルノーマル

こういった部分です。

特に最近は、

「綺麗にレストアされた車」

よりも、

「当時のまま残っている車」

の方が評価されることもあります。

少し塗装がヤレていてもオリジナル塗装の方が価値が高かったりするんですよね。

普通の中古車ではなかなか考えられない世界です。

でも旧車好きの人からすると、

「二度と出てこないかもしれない個体」

に価値を感じるんです。

だから同じグレードでも大きな価格差が生まれます。


売る場所によっても値段は大きく変わる

なぜ同じ車なのに値段が大きく違うものが存在するのか? 売る場所によっても値段は大きく変わるの解説イメージ

そして最後に知っておいてほしいのが、

「どこへ売るか」

です。

例えばGX71やAE86のような旧車を一般的な買取店へ持ち込んだ場合、

  • 年式が古い
  • 距離が多い
  • 古い車

という評価になってしまうことがあります。

もちろん間違いではありません。

でも旧車の価値って本当はそこだけじゃないんですよね。

例えば、

  • ツインカム24
  • 純正ツートン
  • オリジナル塗装
  • 当時物パーツ
  • ワンオーナー

こういった部分は、旧車を知らないと評価が難しい部分でもあります。

そのため旧車専門店と一般的な買取店では査定額が大きく変わることもあります。

特に最近はGX71やAE86、JZX系などの人気車種は相場の動きも大きいので、

「古い車だから値段は付かないだろう」

と決めつけるのは少しもったいないかもしれません。


まとめ

同じように見える車でも、

  • 車種そのものが違う
  • エンジンが違う
  • ミッションが違う
  • 状態が違う

これだけで価格は大きく変わります。

そして旧車やネオクラシックカーになると、

  • オリジナル塗装
  • ワンオーナー
  • 記録簿
  • 純正オプション

なども価値を大きく左右します。

中古車サイトを見ていて、

「何でこんなに値段が違うんだろう?」

と思った時は、

ぜひその違いを探してみてください。

調べれば調べるほど、車って面白いなと思うはずです。

カークレスト店長 河野竜次

1988年生まれ。 山口県宇部市を拠点に、旧車・ネオクラシックカーを含めた在庫100台規模の中古車販売店「CAR CREST」の店長として買取・販売を行っている。小学生時代から原動機に興味を持ち、車の他農機具や2輪車など機械の分解整備を行っていた。現在は、国家自動車整備士資格およびAIS検定資格を保有。

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